当店は神戸市中央区の中山手通6丁目にあります。
日本庭園が美しい相楽園から西に150mほど進んでいただいた所にある、10坪程の小さなお店です。
小さなお店ですが、クロコダイルをはじめとする希少革の製品の品揃えには自信があります。
エキゾチックレザー専門店
なぜなら当店は全国でも数少ない、エキゾチックレザー専門店だからです。
希少動物から得られる革のことを総称してエキゾチックレザーと呼びます。
当店で取り扱っているのは、クロコダイル(ワニ)、オーストリッチ(ダチョウ)、ダイヤモンドパイソン(ヘビ)、リザード(トカゲ)、シャーク(サメ)、エレファント(象)等です。その中でもクロコダイル製品の品揃えには特に自信があります。
MADE IN JAPAN
当店のクロコダイル製品の革は全て日本国内のタンナー(なめし工場)さんで鞣して染色されたものです。
日本のタンナーさんの技術は世界トップクラスで、滑らかな手触りと堅牢度を兼ね備えた、上質な革に仕上がります。その革を使い、日本国内の職人が一本一本仕立てます。
つまりMADE IN JAPANの良質な製品が出来上がります。
当店のエキゾチックレザー商品は全て日本製です。
あとこれは違うブログで詳しく書きますが、当店のクロコダイル製品は全てスモールクロコ(ポロサス)の革を使用しています。
品質と品揃えは国内でも有数だと自負しております。
気軽に入ってきていただきやすいお店です(スタッフが気さくです)ので、是非覗いてみてください。
そして商品に触れていただくことで、品質を確かめていただければと思います。
エキゾチックレザー(希少革)
ここでエキゾチックレザー(希少革)について説明したいと思います。
そもそも「エキゾチック」という言葉は、普通ではなく、珍しい、外国的で魅力的な特徴を持つことを指します。この言葉は、慣れ親しんだものや一般的なものとは異なる、興味を引く要素があることを表現する際に使われます。
この「エキゾチック」という言葉と「レザー(革)」という言葉をつなげた「エキゾチックレザー」(Exotic leather)とは、一般的な家畜ではない動物の皮を使って作られる高級な皮革のことを指します。これらの動物は、一般的には牛や羊のような家畜とは異なる野生動物であり、その皮は希少かつ高価です。エキゾチックレザーは、ファッション業界や高級ブランドでの製品に使用されることが多いです。
エキゾチックレザーの種類
当店で扱っているエキゾチックレザーを紹介します
クロコダイル
クロコダイルと聞いただけでワニを連想される方がほとんどだと思いますが、ワニ目クロコダイル科クロコダイル目に属するワニの総称です。数十種類のワニの総称ですが、革製品として扱われるクロコダイルの多くがナイルワニかイリエワニです。革の特徴は下記に記します。
- 堅牢さと耐久性: クロコダイルの革は非常に堅牢で耐久性があります。その特有の鱗のパターンと堅い構造により、革製品が長持ちしやすくなります。
- 独特な模様: クロコダイルの皮には特有の美しい模様があります。鱗の配置によって生じる模様は、他の革では得られない独特な外観を持ちます。
- 光沢: クロコダイルの皮は自然に光沢を持っており、特別な加工をしなくても輝きがあります。これは高級感を演出するのに貢献します。
- 柔軟性: クロコダイルの革は堅牢でありながら、同時に柔軟性も持っています。この特性により、革製品が手に馴染みやすくなります。
- 軽量性: クロコダイルの革は強靭ながらも比較的軽いため、持ち運びや装着の際に重くなりません。
- 高級感: クロコダイルの革はその希少性と美しさから、高級感に溢れています。高級ブランドの製品に使われることも多いです
スモールクロコダイル(ポロサス)とは
オーストリッチ
オーストリッチとはダチョウのことです。アフリカに生息する飛べない鳥ですね。
動物園でもお馴染みの鳥ですが、下記のような特徴から革製品に適しています。
- 美しい模様: オーストリッチの革には特有の突起の配置があり、独特の美しい模様を形成しています。これはクイルマークとも呼ばれます。これにより、革製品に豊かな表情と独自の外観が生まれます。
- 軽量で丈夫: オーストリッチの革は非常に軽量でありながら強靭です。牛革と比べて10倍の強度があるとも言われています。そのため、革製品は重くならずに長持ちしやすくなります。
- 柔らかさ: オーストリッチの革は非常に柔らかく、手触りが良いです。これにより、革製品がしっとりとした肌触りを持つことができます。
- 伸縮性: オーストリッチの革は伸縮性があり、しなやかなため、革製品のフィット感が向上します。
- 良い吸湿性: オーストリッチの革は通気性が良く、汗を吸収しやすい特性があります。また水気にも強く、少々の雨が当たっても、シミになることもなく元に戻ります。
ダイヤモンドパイソン
ダイヤモンドパイソン(Diamond Python)は、非常に美しい外見を持つヘビの一種です。
成体でかなり大きくなり、通常は2メートルから3メートルに達しますが、最大で4メートルに達することもあります。名前の由来となっている特徴は、美しいダイヤモンド模様を持つ体色です。背中には鮮やかな黒いダイヤモンド型の模様が並び、それが白や黄色の地に映えて非常に印象的な外見となります。
- 独特な模様: ダイヤモンドパイソンの革は、前述したようにダイヤモンド模様が特徴的です。背中に黒いダイヤモンド型の斑点が白や黄色の地に映え、独特の見た目を持っています。これは他のパイソン科のヘビと比べても際立った特徴であり、ファッションやデザインにおいて個性的な要素として用いられます。
- 柔らかくしなやか: ダイヤモンドパイソンの革は、柔らかくしなやかな質感を持っています。これにより、バッグや小物などに使用した際に、しっとりとした触り心地や快適な装着感を提供します。
- 耐久性: ダイヤモンドパイソンの革は一見強くなさそうに見えますが、高い堅牢度を持っています、バッグに仕立てた場合、重い荷物を入れても大丈夫ですし、傷にも強いです。
- 非常に軽量:ダイヤモンドパイソンの革は非常に軽量です。そのため大きいトートバッグ等に仕上げても非常に軽く仕上がります。
リザード
当店で扱っているリザードは全てリングマークトカゲという種類のトカゲです。
リザードの革の中では最も高価な革で、独特の美しいリング模様が特徴です。
ただ最近はリング模様は漂白で完全に消してしまい、様々な美しいカラーに染色するのが主流です。
- 外見と模様: リザードの革は特有の外見を持ちます。鱗の配置によって美しい模様を持っています。
- 質感: リザードの革は、滑らかでなめらかな質感が特徴的です。指で触れると独特の手触りを感じることができます。
- 耐久性: リザードの革は堅牢で耐久性があります。長持ちする素材として知られています。
- 艶: リザードの革は高級感があり、特有の艶があります。光沢感があるため、洗練された雰囲気を漂わせます。
- 色: リザードの革は様々な色の染料を吸収しやすいため、幅広い色調があります。自然な色味から、派手な色合いまで、さまざまなカラーバリエーションが存在します。
シャーク
世界では約20種類の鮫の革がバッグや財布に使用されていますが、モード・ア・レーズの製品は、全て気仙沼港に水揚げされた「ヨシキリザメ」の革を使用しています。
ヨシキリザメはフカヒレの材料として有名で、体長1〜2メートルほどの中型の鮫です。
1.高い堅牢度:ヨシキリザメの革は筋繊維が密なため、しなやかで丈夫な性質を持ち、傷がつきにくいのも特徴です。
2.繊細な革模様:美しく、見るものを魅了します。天然ものの証である個体差のあるシボ(凹凸模様)は使うほどに艶が深まります。
3.圧倒的な軽さ:鮫革というと「ゴツい」「重い」というイメージを持たれる方も多いかと思いますが、気仙沼産のヨシキリザメの革はとても軽いです。そのため、様々なデザインに仕立てることができます。
4.豊富なカラーバリエーション:ヨシキリザメの革は繊維が細かく、色が沈着しやすため、様々なカラーに染色することができます。
エレファント
ご存じの方も多いと思いますが、エレファント(象)の革はワシントン条約で厳しく規制されています。
アジア象に関しては一切の取引が禁止されていますが、アフリカ象に関しては一部の地域からの輸入のみ認められています。そのため日本に入ってくる革はごく少数で、非常に希少な革となっています。
モード・ア・レーズではお財布や小物のみ扱っています。
1.圧倒的な丈夫さ:革の中でも特に高い耐久性を誇ります。摩擦や水濡れにも強く、長く愛用できます。
2.柔軟:その反面とても柔軟で色々な形に加工することができます。
3.独特な風合いと手触り:エレファントの革は細かなシボと大きなシワ模様が独特な風合いを醸し出します。
また少しざらっとした手触りは、まさに象をイメージさせるもので、所有する満足感が大きいです。
4.部位によって風合いが違う:象は非常に大きい動物ですので、部位によって風合いが違います。
使用される部位はシワが深くて厚みのある「ボディ」、シボが荒くて荒々しい表情の「鼻」、他の部位に比べて細かなシボと浅いシワ模様の「耳」の三種類です。それぞれの風合いが楽しめることができるのもエレファントレザーの特徴です。
神戸で希少革(エキゾチックレザー)といえばモード・ア・レーズ
と言っていただける様に、高品質な品物を適正な価格でご利用していただける様に努めてまいります。
一度中山手通にお越しになって品質をお確かめください。
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